子育て

離乳食の食パンは「Pasco」の「超熟 国産小麦」がおすすめ!

「そろそろ食パンにチャレンジしようかな。でもスーパーにはたくさんの種類があって、どれを選べばいいのだろう。ふんわり、やわらかい食パンが食べやすいかな?赤ちゃんが口にするものだから安心・安全なものがいいな。」

 

このような疑問に答えます。

本記事の内容

  • 離乳食におすすめの食パンは「Pasco」の「超熟 国産小麦」
  • 大手パンメーカーの食パンを比較してみましょう。
  • 食パンの小麦粉もチェックしよう。
  • パン屋さんのパンはどうなの?

 

離乳食におすすめの食パンは「Pasco」の「超熟 国産小麦」

赤ちゃんには安心、安全な食パンを食べさせたいですよね。
でも、食パンには意外とたくさんの食品添加物が使われています。

そのなかで、離乳食におすすめするのは


Bread
<出典:Pasco>

「Pasco」の「超熟 国産小麦」です。

 

どうしてなのでしょうか。
まずは、食パン選びのポイントをみてみましょう。

 

 

離乳食の食パンを選ぶポイント

  • 1番は原材料をパッと見たときに内容がシンプルなもの。
     (原材料に余計なものを添加していると、原材料の項目が長くなります。食品添加物は少ないにこしたことはないです。)

  • 余裕があれば原材料の中身もチェック!

    ~ 避けたい原材料 ~
    マーガリン
    ・ショートニング
    ・植物性油脂
    ・ファストスプレッド
    (上記4つには、トランス脂肪酸が大量に含まれています。)

    ~ 避けたい食品添加物 ~
    乳化剤(油と水を混ぜて均一にする目的。洗剤や化粧品にも使われます。)
    香料(食パンに香りをつけたり、香りを強くする目的で使用されます。)
    V.C(ビタミンCの略。酸化防止する目的で使用されます。」)

  • 小麦粉は国産小麦100%のもの。

  • 原材料にはちみつが含まれているものは禁止。
    (はちみつにはボツリヌス菌が含まれているため1歳未満の乳児には与えていけません。)

 

 

では、「超熟 国産小麦」の原材料をみてみましょう。


小麦粉(国内製造)、砂糖、バター、パン酵母、米粉、発酵種、食塩、醸造酢

 


とてもシンプルで余計なものが入っていないですね。
食品添加物をいっさい使用していないので、赤ちゃんに安心してあげられる食パンです。


さらに、下記の原材料も含まれていません。


・マーガリン
・ショートニング
・植物油脂
・ファットスプレッド


これらにはトランス脂肪酸が大量に含まれています。

 

 トランス脂肪酸とは?

  • 「食べるプラスチック」と言われている。
  • 以下を引き起こすといわれている。
    ・動脈硬化
    ・心臓疾患や脳血管障害
    ・アトピー性皮膚炎や気管支喘息などのアレルギー疾患
    ・肥満、高血圧症、糖尿病
  • トランス脂肪酸は危険であり、世界の主要各国では規制されている。



「食品添加物やトランス脂肪酸を多く含むものが入っていないってすごいの?」と思うかもしれません。他の食パンとも比べてみましょう。

 

大手パンメーカーの食パンを比較してみましょう。


超芳醇(山崎製パン)
Bread
<出典:山崎製パン>

小麦粉、糖類、マーガリン、パン酵母、食塩、発酵種、脱脂粉乳、植物油脂、醸造酢、乳化剤イーストフードV.C、(原材料の一部に乳成分・小麦・大豆を含む)

 

ロイヤルブレッド(山崎製パン)
Bread
<出典:山崎製パン>

小麦粉、糖類、マーガリン、バター、パン酵母、食塩、発酵種、脱脂粉乳、植物油脂乳化剤イーストフードV.C・(原材料の一部に乳成分・小麦・大豆を含む)

 


新食感宣言(山崎製パン)

Bread
<出典:山崎製パン>

小麦粉、糖類、ファットスプレッド、米粉、パン酵母、脱脂粉乳、食塩、発酵種、加工デンプン、乳化剤、酢酸Na、糊料(増粘多糖類)、イーストフードV.C

 

ふんわり食パン(山崎製パン)

Bread
<出典:山崎製パン>

小麦粉、糖類、植物油脂、パン酵母、ファットスプレッド、食塩、発酵種、脱脂粉乳、乳化剤、酢酸Na、糊料(キサンタン)、イーストフード、甘味料(ステビア)、香料V.C、(原材料の一部に乳成分・小麦・大豆を含む)

 


ダブルソフト(山崎製パン)

Bread
<出典:山崎製パン>

小麦粉、糖類、ショートニングマーガリン、パン酵母、全卵、脱脂粉乳、食塩、ナチュラルチーズ、牛乳、発酵種、植物油脂、乳清ミネラル、乳化剤イーストフード香料V.C、(原材料の一部に乳成分・卵・小麦・大豆を含む)

 

山崎製パンのこの5つの食パンにはマーガリン、ショートニング、植物油脂、ファットスプレッド、乳化剤、イーストフード、V.Cなど避けたい原材料や添加物がたくさん含まれています。

 

赤ちゃんのこれからの将来や健康を考えると、食品添加物やトランス脂肪酸が含まれている食パンは避けることをおすすめします。

 

本仕込(フジパン)

Bread

<出典:フジパン>

小麦粉、砂糖、バター入りマーガリン、脱脂粉乳、食塩、ショートニング、パン酵母、発酵風味料、ビタミンC、(一部に乳成分・小麦を含む)

 

ショートニング、ビタミンCが含まれています。バター入りマーガリンも気になります。
成長期の赤ちゃんの離乳食に使うことはおすすめできません。

バター入りマーガリン

  • マーガリンが使われているのでトランス脂肪酸が含まれることになる。
  • フジパンによると、【食パン100gに含まれるトランス脂肪酸は0.3g未満】とのこと。

 


超熟(Pasco)

Bread
<出典:Pasco>

小麦粉、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉

 

「超熟」は食パンにしては珍しく添加物が使われていません。
ただ、原材料にバター入りマーガリンが使用されています。

  • 【超熟】に含まれるトランス脂肪酸:100gあたり0.1g(敷島製パンより)
  • これは生クリームやマヨネーズに含まれるトランス脂肪酸の10分の1以下の量に当たる。

 


超熟 国産小麦(Pasco)

Bread
<出典:Pasco>

小麦粉、砂糖、バター、パン酵母、米粉、発酵種、食塩、醸造酢

 

改めて、「超熟 国産小麦」はとてもシンプルな原材料だとわかります。食品添加物やトランス脂肪酸を含むものも使われていません。

 


大手パンメーカーの食パンの中から赤ちゃんに食べさせるのは「超熟 国産小麦」の食パンが一番ですね。

 


もう一つ、「超熟 国産小麦」を離乳食におすすめする理由があります。
商品名にもなっていますが、

国産小麦を100%使用しているからです。

 

 

小麦粉をチェックしてみましょう。

Flour

食パンの原材料をチェックすると、一番はじめに小麦粉が書いてあります。
小麦粉ってわたしたち大人も食べてるから心配ないよね?と思うかもしれません。

 

日本で食べられている小麦の85%が輸入ものですが、輸入小麦のほとんどにポストハーベスト農薬が使われています。

 

ポストハーベスト農薬とは

  • 収穫された後にまかれる農薬のこと。
  • 残留性が高く危険なため、日本国内では使用禁止されている。
  • 輸入作物のみ使用が認められている。
  • 発がん性や催奇形性(赤ちゃんに奇形が生じる)があると指摘されている。

 

pascoの「超熟」「超熟 国産小麦」の小麦粉をチェックしてみると、

「超熟」:3%は国選小麦「ゆめちから」を使用。残りの97%は外国産小麦。
「超熟 国産小麦」:100%国産小麦使用。

 

「超熟 国産小麦」は100%国産の小麦を使用しているので、ポストハーベスト農薬の問題がありません。

 

赤ちゃんに与えるのは「超熟 国産小麦」が最も安心・安全な食パンだといえます。

 

 

赤ちゃんはやわらかくて、ふわふわしたパンが良いのでは?

baby

赤ちゃんはソフトな柔らかい食パンの方が食べやすいイメージがあるかもしれません。

しかし、ふんわり柔らかに膨らませたパンは小麦粉改良剤(臭素酸カリウム)起泡剤などが使用されていることが多いです。

 

 臭素酸カリウムとは?

  • 小麦粉のグルテンを強化して、パンの膨らみや食感を上げる食品添加物。
  • 表示の義務がないため含まれていてもわからない。
  • 遺伝毒性発がん物質であることが指摘されている。
  • EU、南米、中国などでは使用が禁止されている。

 

健康に害のあるといわれている食品添加物が含まれた食パンを離乳食に使うのはおすすめしません。

小さい赤ちゃんが毎日パンを食べたときにどのような影響が出るのか、まで考慮しているかどうか分からないからです。

 

 

パン屋さんのパンはどうなの?

Bread
パン屋さんのパンと聞くと、「手作り感」や「無添加」のイメージがあるかもしれません。しかし、パン屋さんでは食品表示の義務がありません。

特別に表示がない限り、小麦の産地も使われている食品添加物もわかりません。

 

手作り感を演出していても、大手パンメーカーと同じパン生地を配送してもらい、お店で焼くという手作りとはほど遠いお店も多数あります。

手作りしているパン屋さんでも添加物が使われていることが多くみられます。
一番よく使われているのがイーストフードです

 

イーストフードの中身は、イーストの発酵を補助するビタミンCや、小麦粉のグルテンを補助するタンパク強化剤、ベーキングパウダーのような成分です。


でも表示はイーストフードだけなので中身までは知ることはできません。

 

強い毒性のある添加物は含まれないですが、使わずに済むならそのほうが良いですね。

 

さいごに


食パンだけでも、わたしたちの気づかないところでたくさんの食品添加物が使用されています。

赤ちゃんは腸粘膜バリア機能が未熟です。そのため、人工的に作られた化学物質(食品添加物や農薬など)は腸管の免疫システムをすり抜けて、体内に入り込みやすいです。

お子さんが将来、病気になりにくく、健康に過ごせるよう安全な食材を選びたいですね。

 

下記に参考書籍をまとめておきます。


・大切な人の食べさせたくないもの、食べてほしくないもの
 著:南 清貴

・つよい体をつくる離乳食と子どもごはん
 著:山田 奈美

・あんしん、やさしい離乳食オールガイド
 監修:堤 ちはる

ABOUT ME
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元病院勤務の管理栄養士▶現在は0歳児を育てる主婦かーちゃん。離乳食がはじまり食の安全に目覚める。知識は大切な人を守る武器になると思っている。最新の栄養学に興味あり。(学生時代、最新の栄養学を求めてカルフォルニア大学デービス校へ留学。)科学的根拠を求めがち。
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